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FASHIONMUSICレポート
[Report]ポール・ウェラーと+81とVANTAN?!The Troubadoursインタビュー
POSTED: 200808
UK-Japan2008が展開する、Tシャツのデザインコンペティション「Message Art T-shirt Grand Prix」。このコンペは、クリエイター養成スクール「Vantan」と、世界のクリエイティブシーンを紹介するデザイン・カルチャーマガジン「+81」とのコラボレーションにより実現した。若手デザイナーの発掘、そしてより多くの人にデザインを楽しんでもらうことを目的としている。
その中でも特に注目を集めるのが、「アーティスト部門」だ。この部門ではなんとイギリスの大型新人バンド「The Troubadours(トルバドールズ)」の楽曲及びそれらに込められたメッセージをテーマにしたTシャツデザインを募集している。「彼らのメッセージを受け取り自分なりの作品に変換する」という、クリエイティブ力が試されるコンペだ。
音楽以外にもクリエイティブな活動を行っているThe Troubadours。今回はそんな彼等のインタビューを行った。

m) 初来日ということですが日本に来る前と来た後の印象はどうでしたか?
マーク(以下M) 清潔で、みんな礼儀正しい。街が綺麗だね。
トニー(以下T) セミの声が印象的だったよ(笑)
m) 音源を聞いて、とてもストレートなギターロックだと感じました。でも、古くなく現代的なテイストですよね。
M そうだね。やっぱり古いものから影響を受けているわけだから知らないよりは知っていた
方がいいと思うし、そこに自分達なりのテイストやひねりを加えてやってる。
m) そのテイストやひねりが、トルバドールズの個性になっていくわけですね。では、The La'sに影響を受けているとのことですが、どういうところですか?
M 僕がThe La'sに感心したのは65歳位のセミプロじゃなくても名曲は書けるんだってことを証明してくれたバンドだってところ。そしてイングランドの北のほうから出てきた若いバンドでも名曲を残せるんだって証明してくれたバンドだってところ。
エルモ(以下E) リバプールの他のバンドにも言えることなんだけど、ハーモニーとメロディー傑出しているところだね。
ジョニー(以下J) やっぱり、メロディー。あとは、あまり作りこんでいない生々しいサウンド。そういう所が好きだね。
T 最初のアルバムは、あまり評価されなかったけど、それにくじけたり迎合することなく我が道を貫いたところがすごくいいと思う。
m) あなた達は、シンプルというか、とてもストレートな音を作り出していると思うのですが、最近ではデジタル的な音楽が世の中に受け入れられていますよね、この先それを取り入れることはありますか?
M 先のことは分からないから、やるかもしれない。でも、ああいうのもアリだと思うよ。ただ、今のところは手を出してないけどね。
T 先の事は誰にも分からないよ。

m) 現在、あなた達は、ジョン・レッキーやポール・ウェラーといった超大物から評価を得ていますが、バンドを組んだとき自分達がこうなると予測していましたか?
J 自分達が目指していたのは、「良いものを作る」ということ、そして「楽しくやりたい」っていうこと。だから、今の展開って言うのは驚くね。ポールから電話が来たり、ジョン・レッキーがプロデュースしてくれたりっていうことは。でも、いい音楽を作ることで頑張ろうっていう気持ちはあった。ただ、そこに伴う成功っていうのは自分達が予想してどうなるものじゃないから、そこまでは考えてなかったよ。
m) 今の状況は、以前と比べると驚くほどの飛躍ですよね?
J 日本に来るなんて思ってもいなかったよ。(笑)
M イギリスのバンドっていうのは、バンドをはじめた以上は出身地で一番ビッグになろうって思うんだよね。僕らの場合はリバプールで一番になろう、その後UKで一番になろうって、そのくらいまでは考えていたけど、日本に来るっていうところまでは考えが及ばなかった。そういう意味では本当に想定外のことだね。
J 僕らのキャリアはまだ始まったばかりで先の方が長くて、これからどんどんアルバムを作っていかなきゃいけないわけだから、残っていきたい。
M 永遠にね(笑)
m) 話は変わりますが、このトルバドールズのロゴをマークがデザインしたとこのことですが、音楽以外のクリエイションにも興味はありますか?
M 絵を描くのはすごく好きなんだ。なんでかは分からないけど、ふと鉛筆を持って何か書いてる。「上手いね、教えて」といわれるけど、教えることは出来ないよ。でも、アートってそういうものかなって思う。そうじゃなかったら、リバプールではフットボール位しかやれることないし、フットボールもイマイチだしね(笑)



マークのアートワーク達 ペンシルで描かれた作品はとても繊細で完成度が高い。
m) 他のメンバーは、マークのアートについて、どう思いますか?
T あのロゴを見て、このバンドの募集に応じたんだ。最初に注目したのが、あのロゴだった。そういう意味じゃあ、ねぇ。(笑)
m) じゃあ、このロゴがバンドを惹き合せたんですね。
M 僕とジョニーが先に曲を練習していて、「バンドを組もう」って時に何となく考えていたロゴをパソコンからプリントアウトして、その募集広告を楽器屋に貼ったら、トニーが興味を持ってくれた。
m) 今回、そのロゴをつかったTシャツデザインのコンペティションが行われるのは知っていますか?
M あぁ、知っているよ。クリエイティブの刺激になるなら、すごく良い事だと思う。そこから始まって、どういう展開が始まるか分からないから、ほんとに若い人にとってはすごく良いよね。きっかけが詩だろうが音楽だろうが色々あると思うけど、そういう入り方もあるのかなって思う。「logic takes you from A to B」つまり、AからBまで飛躍させてくれるのはロジック。まさにそういう想像力とか、何かのとっかかりが得られれば次の展開が来ると思うよ。
m) ライブがここ日本でも評判で、私も是非見たいなと思っています。最後に日本での初ライブがSummer Sonic、そしてその後もThe Fratellisのサポートアクトとしてライブ出演ということですが意気込みを教えてください。
M EPは出ているけど、実際今回は9月に出るアルバムに先行してライブってことだったので、僕らにとっても日本のみなさんへのイントロダクションになるんじゃないかな。
J 今までUKの人相手にやってきたので、僕らにとっても新しい経験だね。
T 今までやってきた中で、やっぱりライブが一番楽しい、ライブが一番大事だと思ってるよ。いろんな人に見にきてほしいね。
来日して間もないにも関わらず終止にこやかにインタビューに答えてくれた彼等。時折メンバー内で冗談を言い合う様は「普通の20代前半の仲の良い青年」という印象だ。しかし、アーティストとしてプロフェッショナルな部分はもちろんのこと、今の現状に甘んじることなく先を見据えたビジョンを持っていた。
Summer Sonic08と12日のThe Fratellisのサポートアクトにおいては言うまでもなく、圧巻なパフォーマンスをで日本のオーディエンスを魅了した。日本での活動のみならず今後の彼等から目が離せない。12日の模様は「The Troubadoursライブレポート」にて。
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