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浅葉克己が脚で探した地球の記録「祈りの痕跡。」展開催中
POSTED: 200808
“文字とは、「伝えたい」という祈りにも似た、人の強い思いの究極の形である”―浅葉克己はそう考える。浅葉がディレクションする「祈りの痕跡。」展では、古代文字から現代アートまで人間の行ってきた様々な表現が、タイポグラフィやインスタレーションなどの形を通して紹介されている。
浅葉は、現在世界で唯一生きている象形文字といわれる「トンパ文字」に魅せられ、これまでも多く作品に用いてきた。トンパ文字は、中国の少数民族である納西(なし)族が千年にも渡って守り続けている。素朴な美しさもさることながら、文字を記す色によって意味が広がるのも特徴的だ。

Photo by Masaya Yoshimura
今回、浅葉の新作「トンパ教典『黒白戦争』」(写真参照)では、トンパ文字で書かれた物語を翻訳したという。トンパの教えは自然崇拝や多神教など、仏教の影響が色濃い。文字の形は違えど、トンパ文字にこめられた「祈り」はずっと身近なものかもしれない。
浅葉のほか、フォントグラファーのマシュー・カーター、インテリアデザイナーの内田繁など計15名のクリエイターが出展している。直接のモチーフも文字のみに限らず、多様な視点・表現方法での「祈り」を見ることができる。
途絶えてしまったものも含め、世界には多くの文字がある。文字を用いて記録するという行為は、現代の私たちには自然なことであるが、かつて、言葉は形に表すことができなかった。文字が生まれたのは、言葉を見える形で残そうとした結果であり、これは発明といっていいほど大きな一歩であった。
その原動力となった「伝えたい」という思いを、展示作品の中に感じていただきたい。
出展作家:浅葉克己、マシュー・カーター、服部一成、石川直樹、狩野智光、木田安彦、神前弘、李禹煥、アンドレアス・ミュラー、ブロディ・ノイエンシュヴァンダー、大嶺實清、杉浦康平、鈴木薫、土橋靖子、内田繁
開催期間:
2008年7月19日(土)~2008年9月23日(火・祝)
火曜定休(9月23日は開館)
開催会場:
21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン・ガーデン内)
開館時間:
11:00~20:00
※入場は19:30まで
入場料:
一般 1,000円
大学生 800円
中高生 500円
小学生以下無料
アクセス:
都営大江戸線 六本木駅から出口直結、徒歩1分
東京メトロ日比谷線 六本木駅から徒歩5分
東京メトロ千代田線 乃木坂駅から徒歩5分
お問い合わせ:
21_21 DESIGN SIGHT
TEL:03-3475-2121
Webサイト:http://www.2121designsight.jp/
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